龍馬伝

第19回攘夷決行
攘夷実行の日とされた5月10日。武市半平太は彼が敬愛した
容堂公に裏切られ、その夢を絶たれる。
その前には平井収次郎にも裏切られ、岡田以蔵は放逐して
しまっている。
さらに、あの龍馬に容堂公が裏切っていたことを聞かされる。
なんて悲しいんだ。それでも、だからこそ土佐に帰るのか。
後戻りしようにも後戻りはできないし、彼の性格から逃げること
はしない。そこが彼の限界でもあり彼の魅力でもあったのだろう。
ついていったものは結局馬鹿を見るのは世の常。俺なんかはそ
んな馬鹿の一員にすらなれやしないがね。