天地人

ようやく追い付きました。
もうやめるかとも思いましたが、なんとなく
それも悔しい(笑)ので一気に4話の感想です。
第31回女の花戦
人の気持ちというのは単純でありまた複雑。
ものごとをきっちり捉えているはずの北政所
説得力が上から目線でありまたどす黒い何かが
あるため、違和感を非常に感じる。
如才ないやつの方が信頼できないというか。
一方の淀の天真爛漫だが嘘がなく正直なこと。
ここらあたりがきっと菊姫に響いたのであろう。
彼女は淀派になる。多分私もどこかおかしいと
思いつつ淀派になるだろう、この展開なら。
多分に理屈だけではなく情というものは間違え
やすい、だからこそ、されど、間違うのだ。
第32回世継ぎの運命
養子と実子。これに権力が混ざってくるのだから
一筋縄ではいかないこと。
実子のために養子を再び養子に出す秀吉。
しかし、拾も亡くなったらどうするつもりだったのか?
天下人だけに養子などすぐ集まるのか?
助けを求めた英俊(のちの小早川秀秋)に対して
「運命を受け入れたから今がある」なんてかっこいいこ
とを景勝は言っていたが、それは容易ではないこと。
この人大体養子の骨肉の争いになんか勝ったから
こんなことが言えるんだけどな。
第33回5人の兼続
日に日におボケになる権力者。それに従うことしか
目のないその部下。傍目から見ると「そりゃダメだよね」
となるが、中にいるとわかっちゃいるけどやめられない、
な、話。天下人がそれだと困るのだが…。
兼続も三成も結局は前田利家プロデュースの三文芝居
で権力者秀吉の権力を分散させることに少しばかりは
成功したが、「あれは芝居ではなくて本当に兼続に感動
したのだよ」的なデレは必要だったのか?いやこのドラマ
はそこは本線なんだろうけど…。
第34回さらば越後
そういや越後から動かされたんだよな、上杉家。
秀吉の家康牽制策ってことだけど、上杉は信頼されてた
っていうか、扱いやすく小馬鹿に(失礼)されていたのか。
しかし、なんか越後の民とか越後に対しての兼続の思いって
いうのが感じられないんだよね。そういうシーンは今までも
時々入れられているのに。さんざん越後の民といってきたのに
その葛藤が少ないのはなんでだろう。