天地人

第18回義の戦士たち
よお、俺は兼続。
俺もついちょっと前まではコドモだったぜ。
人を殺すのが怖い、と逃げ回っていたときもあった。
でも今は家老様だ。大参謀だ。
殿はまるめこんだし、ぎゃあぎゃあいってる上田衆も
じらしといて魚津に行くといえば、納得するだろう。
そう、兵なんてコマだよコマ。所詮な。
ピンチの魚津城に増援に行くとみせかけ織田勢を
春日山に入りこませ叩く
うーん完璧。
俺様天才、できる参謀じゃん!!
ふ、予定通り、後は魚津のじいさんたちを説得すりゃ
いいんだな。
あいつらも命を助けてやるといえば人間、弱い者だろ。
へ、な、なんで僕の言うことを聞いてくれないの、
助けるっていってるじゃん、コマはコマらしくしてればいい
んだよ。
何のために俺様は織田軍の矢の嵐の中泳いできたと
思ってるんだよ。
もう、知らねえよ、
みんな死んじまえばいいんだ。

どいつもこいつも上杉上杉と。
この直江様の言うことを聞いてればいいんだ
わーーーーーん。
っとちょっと茶化して書いたが、今日は良かった。
吉江様と安部様に泣けた。あと殿も。