功名が辻

暇がなく、一ヶ月以上もためてしまっていたが、久々に
見る元気もあった日曜日、休日。かなり見ました。
37話「太閤対関白」
関白秀次がいよいよピンチに。彼自身よりも回り*1
自分のピンチだし、やれやれ!って感じになっているが、
それにのっちゃうのがこの人の限界。今回はいいものっぽく書かれていますね。
金子も家来達が贈ってた感じだしなぁ。
寧々までもが、もう関白をかばいきれなくなっているのが、尾張派の没落を感じる。
38話 「関白切腹
関白最後の仕事だと朝鮮出兵などに反対することを太閤に物申す秀次。
もっと早くに気づいていればというのはドラマだから仕方ないが、それほど
聡明ならここまでひどくはならなかっただろう。
ただ、一豊の言うことよりもやっぱり千代の言うことを聞くのね。一豊達を斬ろうと
した家来も下がらせるし…。
そして、もう1つ山内家の拾クンの問題。新右衛門、新一郎親子は山内家の血に
こだわり、ノーテンキなご夫婦は拾が跡取りでいいやになっていたのだが、
豊臣家の問題を見るにそうもいってられなくなり、拾クンを仏門に入れることにしました。
いろんな子役に泣かされる本大河ですが、これも泣かされます。
「私が捨て子だからですか」に対して、「そうです」と答える千代。確かにツライ。
でも、あんたが天下からの授かりものだとかいって、子どもにしちゃったから
こんなことになった気もするぞ。
あまりに愛があふれすぎるのも考えものではある。
第39話「秀吉死す」
おお、利家だ。今まで一回も出てこなかったのに!
大河ファンへのサービスもあり唐沢利家復活だったのでしょうが、
あれは、私はあまり…いや利家はいいのだけど。。
ま、それはともかく、秀吉の老いの悲しさ。
失禁するわ、淀に息が臭いと言われるわ…。
人間だれしも老いる。赤子のように何もできなくなる。
それをどう考えるかということでもちょっと暗い気分になってしまった。
しかし、淀殿の復讐はここからも凄い。死と隣り合わせの不安に
さいなまれる秀吉に、母、市を騙り、織田の天下を奪った猿に激しい
言葉を浴びせます。
ホント悲しいお人です、茶々様は。でも、彼女からみればやっぱり
猿は憎むべきものだったと思うし、淀の方の心情は理解できる気がする。
だって猿なんて普通好きにはなれないだろう…。
ただ、人間は理解できないことの方が現実だったりするんだけどね。
さて、その歴史の本筋とは別に山内家の方では、これまた千代が
浅知恵を働かし、側室を置く作戦にでるが、失敗。大体豊臣家の
悲惨さを学んでいるなら、側室に子ができたらどうなるかぐらい
賢夫人の誉れ高い千代様にはわかるのじゃないの?
ただ、一豊様は誘惑に負けず、手をつけませんでした。
いやホント男ですね!
あ、そういえば小りんはどこへ行った?
ま・さ・か、千代様、一豊の好みでなさそうなオンナをワザと
あてがったのか?となると、やっぱり恐るべきは千代様か。
第40話「三成暗殺」
義の男三成。出てきたてはもっと横柄な人だったのですが、
福島、加藤といった合わない奴らにも一応頭を下げるようになったり
して、その成長っぷりと切れ味は一段と増している。
あの淀殿のわがままにも切り返すようになっているしねぇ。*2
ただ悲しいかな、正論であり、公的であり私心がない*3
いうのは人を不愉快にするサムシングがあるものなのだ。
あのオーベルシュタイン*4もそうだしね…。と話がはずれた。
で一方のタヌキは早速寧々様もとい高台院様に取り入り、
三成に批判的なもの、己の力になびきそうなものをどんどん
調略していきます。奇麗事ではなく実利を持ってというのは
やはり人間弱いのだ。結局それは負けを体験してから人たらしを
行っている家康と太閤の威光で勝ってばかりという条件で
正義を行ってきた三成との差であるのだろう。
そんな中、三成は清正らに殺されかかり、何故かそれを助ける
一豊。そこで熱っぽく挙兵の際にはお味方をと三成は一豊を口説くが
一豊はうんといいそうで、言わない*5
で、その三成、大胆にも暗殺を逃れるため、家康のところへと転がりこむ
賭けにでる。家康も三成もただものではない。この2人が知恵比べ。
最後の「正しいことは正しいかどうかわからないのが世の中だ。」という
家康の決め台詞がやっぱり家康らしいし、ここに気づかないのが
三成の限界だった気がする。知恵袋としては最高といっていい人材なのだろうけど。
第41話「大乱の予感」
堀尾・中村・山内3人衆の出世争いも終わりが近づく。まず、前回から徳川に
つく宣言をしていた茂助は隠居をすることを決め、孫平次は徳川にはへつらわぬ
と言っていたが、病には勝てず、そしてこの回の最後では、家のためについに
徳川に下ることにする。それにしてもロンドンブーツ淳、この人の本業の方は
私は嫌いなのだが、役者としての孫平次は良かった。見直した。
そして一豊。家康を掛川に迎えながらもまだ迷っている。
しかし行動は明らかに内府よりになっているが。
それと淀対千代。
徳川に天下を上げてもいいとも思った*6が秀頼に
天下が継げなければ死にきれないという淀。
このドラマのストーリーでのキャラクターの性質を考えると、私は一番淀が好きですね*7
寧々にしろ、千代にしろどうも嫌だ。あいつら計算高すぎ。
まあ、好みの顔という点で永作さんが一番いいからかもしれんが(笑)。
千代は天下とお2人の幸せなら幸せをお取りなさいと言う。
確かにそのようなことを千代はよく言うのだけど、実際取るのは天下の
方向の作物なんだよな、千代は…。
さあ、後は先週分と今日の分か。。

*1:前野某とかね

*2:それは、ちょっと物足りない、なんかオタオタする三成とそれを笑って見る淀殿がいいのに

*3:かどうかは微妙

*4:By 銀英伝

*5:後ろの新一郎が必死で口説きに乗るなとゼスチャーしているのが楽しかった

*6:相変わらずハッタリヤさんで意地っ張りで可愛いんだから

*7:そりゃ、息が臭いとか言われたら嫌だ、秀吉じゃないがショック死するだろう