功名が辻

ようやく追いついた。
42話「ガラシャの魂」
徳川様の「じっくり悩みなさい」で、ほとんど心が決まった一豊。
利か義かという選択と言っていたが結局は家康の義の部分*1
にひかれて一豊は決心したんだと思う。
大坂では三成が人質集めをするが、細川ガラシャの自害などありうまくいかない。
ガラシャ様は悲しさを背負い込む不幸人。そりゃ、キリスト教に走りますわな。
しかしながら、結局明智の娘ということにこだわりすぎた部分もあったような気がする。
忠興との愛の形に納得していたそうだが…、うーん。
それと幽斎は息子の嫁たまに惚れてるよな、ありゃ。
43話「決戦へ」
前回三成からもらった書状をそのまま封も開けずに一豊に渡した千代。
その書状を家康にみせ、ついに旗色を鮮明にした一豊。
さらには茂助案の「徳川様へ城明け渡し」もちゃっかり自分のものにする一豊。
自分がありそうでない人なんですよね、よく言えば柔軟な思考も持っているとも
いえるのかもしれないが。この辺はこのドラマでは魅力になっていますよね。
自分でも「わしが強いのではない、わしの仕えた方が強いかったのだ、ただ
それを選ぶ運がある」と謙遜だか、ホンネだかわからないことを家来達にも
ぶちまけています。
運が強いというのは才覚でしょうね、特にこういう戦の世では。
一方秀頼君にも出陣してもらえず、正義を強調するあまり夜討ちすら
卑怯だ*2として諸将を
あきれさせる三成。宇喜多秀家に「正しすぎるのは人から憎悪される」と
忠告されますが、どうもピンときていないよう。賢すぎる人は時に鈍感ですね。

*1:家康のたくらみだとしても

*2:え、人質をとるのは卑怯じゃなかったのか?