長瀞駅

埼玉といえば観光とは縁がなさそうに思われる。
実際埼玉暮らしをずっとしている私も観光地と
言われれば「はて?」と困る。
「そうだなあ、強いていえば秩父かな」
となるだろう。その秩父に入る入り口にあるのが
長瀞(ながとろ)である。
長瀞自体も埼玉県下では五本の指に入る観光地
だと思う。うーん五本あるのか(苦笑)
とはいえ、埼玉人にはメジャーでも他県の人には
?かもしれない。
ここは荒川の、そうついにシリーズ終了となった金八
先生によく出てくるあの荒川、リクだのニノなどが暮
らしている *1あの荒川の、上流の渓谷である長瀞
渓谷があり、岩畳をはじめ面白く美しい景色がみられ、
ライン下りもある*2

また川と逆側には宝登山という山があり、その麓の
宝登山神社やらカキ氷の店やら中々にあなどれない。
しかし、鉄道好きには変成岩がウンタラとか、ヤマト
タケルがホニャララよりも重要なことがある(笑)
それが
秩父鉄道、通称秩鉄
埼玉県内のみを走るローカル鉄道ながらも、その距離
は70キロ超と案外長距離路線である。
東海道線で言えば、東京から大磯の先、
東北線で言えば、東京から栃木県に入る野木の辺り、
大阪だと、南海で言えば高野山の下極楽橋に行くより
も遠く、近鉄で言えば、三重の名張の向こうぐらいと
なるので、かなりの距離であることがわかろう。
長瀞へ鉄道で行こうと思えば、この会社にお世話になる
わけである。
ここは一昔前に国電と呼ばれて東京を走っていた101系が
現役で走っている*3他、

三田線や東急*4のお古など
懐かしい電車が走っており、貨物も現役。
大宮の鉄道博物館とは違う角度で鉄道の歴史を
肌で感じることができるのだ。
その最たるもの、ザ・目玉はSL。

週末を中心に観光シーズンに走っているのだが
桜の季節*5と相まってこの長瀞の駅にも
たくさんの人がその雄姿を見に来ていた。
さてこちらの駅は観光地らしく駅舎も中々に渋いもの
である。

重厚感よりもちょっとレトロモダンに通じる洒落たと
ころが観光地長瀞ならではと思う。
またホームには無事帰ることとまた長瀞に来てもらうこと
を願うブーメラン神社なんてものもあったり、

秩鉄ではデフォルトである、構内踏み切り*6があったりする。
埼玉の誇るべき観光地長瀞、おすすめです。

*1:おいおい

*2:無論カッパやアマゾネスは居ない

*3:残念ながら下の写真は国鉄色ではないが

*4:こちらはまだ同型が東急でも走っているけど

*5:実は長瀞は桜の名所でもある

*6:要はホームを移動するのも踏切を使う