浜金谷駅

金谷と聞くと何を思い浮かべるだろうか。
ある人は日光の名門金谷ホテルだろうし、鉄道ファンなら
あの大井川鐵道の玄関口の金谷だろう。
ちなみにグーグル先生に聞いてみると元祖伊賀肉金谷が
一番初めにくる。このHPによるとワタクシは知らなかった
が、伊賀肉(牛じゃないんだなあ、関西は肉といえば牛の
ことらしいから)は松阪・神戸にも劣らないらしい。へえ。
で。今回紹介するのもまごうことなく金谷である。
あれ、「浜」が付いてるジャン!!もう老眼か!!!
だが、金谷というと私はこの千葉・房総の金谷が真っ先に
浮かぶ。
房総といえば、東京や、わが地元埼玉からなら総武線もし
くは京葉線に乗って向かうものだと多くの人が思うだろう。
しかしそれ以外にもルートは存在する。
一つはハマ○ー道路もといアクアライン。海ほたるの錆具合
も気にかかるが、横浜や川崎といった辺りの人は一気にこれ
で木更津に向かうのではなかろうか。
そしてもう一つ。これが久里浜からこの金谷へ直接向かう
フェリーである。東京湾を40分ほどで渡る。船ってのは道路
や線路のようにラインが見えるわけではないので、普段乗る
ことのない私としてはすれ違いなどもとても新鮮に感じる。
大型の船もいれば、ヨットも水を滑る。決してスピードも速い
わけではないので、短い時間だが観光気分にどっぷりと浸れ
るので中々穴場のコースなのだ。
そのフェリーが着くのが金谷港。

今回登場の浜金谷駅のすぐそばである。港近くには定番の
おみやげ物やがフェリーターミナルとすぐそばの「TheFish」
と二軒大きなものがある。ビワって千葉の名物なんだな。
なんてことを知ったりするわけだが、あまり長居をすることも
なく駅へ向かう。

おお、これが駅舎ですな。青というか水色の屋根が目立つ。
しかし内房線は水色の屋根の駅が多いようだ。ここも元々は
違う色だったのだろうか。
山の緑、海の青、これら自然に囲まれる感じで一時間に一本ほどの
電車を待つ。

この至福のときはなにものにも……うーん暑い、早く電車来い
来た。来たのは209系。京浜東北線をクビ(!)になり千葉に来
たやつだ。

しかし、この209、通勤客を運んだ時とは違って
シートが改造してあってだなあ…
なんて薀蓄はともかく、ここを足がかりにして房総を訪れると
いうのもオツだなと思うわけで。