短期集中、ビートルズオリジナルアルバムレビュー9

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

天の声(以下T)福助人形ってしってるか
私(以下I)もちろん今日のテーマはSGTですからええあそこに
かざられているお人形です。日本のお土産にかってきたとか
T:たったそれだけか?
I:え、なにか。
T:そもそもだ、福助は今の世では身障者と呼ばれる人だった
そうで、それを不具助などと言われながらも笑顔で人気を
博しその後福助になったのだ。不屈な精神の持ち主なのだぞ
あの一礼にはそんな涙なしでは語れない物語があるのだ。
Iはあ、栗頭大五郎先生も苦労なされた
でしょうな、あの頭

T:はずれるなあ!ビートルズはここに白人も黒人もインド人も
健常者も障害者もすべてを参列させいままでのビートルズ
送ったのだぞ、これこそまさに人類は一家人類みな兄弟って
やつじゃないか
I:あのーもしもし、なんかちょこちょこ危ないこと言ってますよ。
T:その大傑作をあまり好きじゃないとか君は
言ってるらしいじゃないか

I:いや、前の二枚と比べると少しなって。レコーディングに力入って
いるし、Mr.KiteとかGood Morning,GoodmorningとかA Day in
The Lifeとか大胆なSEの使い方やオーケストラなど本当に
すごいと思うんですけどね。多分私は高尚なものが近づくと
なにか拒絶反応が起こるのかもしれませんね。
T:それでワシの前ではおとなしいのか、なるほど。
I:(そんなこと誰も言ってねえよ)はあ、まあ、そういうことに
それと、コンセプトアルバムということになってますが、その後にも
はやったいわゆるロックオペラ形式でもないですし、まあ何でも
かんでも貪欲に寄せ鍋的に味付けしていくビートルズ自身がコン
セプトなんでしょうね。ミリタリールックで戦争反対をやってる*1という
アンビバレンツなのも時代というか、ポップミュージックも含めての
人間のいい加減さ、良さでもあるかなと思うしだいです。
T:じゃあ恒例の駄作は
I:これっていう名作も実は少ないのですが、駄作も意外とないんです。
これも強いてになりますが、Getting Betterかな。他と比べると変化に
乏しいかな。聴きやすいんですけどね。
T:一般的にはジョージのインド世界が不人気な感じだが
I:だから私ジョージ大好きだから(笑)いや、それはともかくとして、
あれは本当に聴きはじめのころは意味がわかりませんでしたが、
なんだかジョージのインド曲は時々ツボを強烈に押してくれるんですね。
だから捨て曲にはできません。
T:モノとステレオのバージョン違いが多いのもこれの特徴だな
I:そうです、リプライズなんかかなり違いますからね、是非モノも
聴いて欲しいです。
T:で、お前は早くステレオを買えよな
I:またそれかい…ってわけで、次回はMagical Mystery Tourです

*1:まあジョン個人という色が強いかも