坂の上の雲

なんて爽やかな日曜の夜、久々だな(笑)。
このドラマは大河ではないみたいですが、大河時間に
やるということもあり、一応感想を。
例えば今日の話の中でも、父親絶対主義であったり、理不尽な
ことを淡々と受け入れなければいけなかったりと、私が好きで
ない考え方のドラマなわけだけども*1、ごちゃごちゃ考えない、
真っ直ぐに前を向く、若い志*2がほとばしっており、演者たちも
生き生きとしてみえる。本木氏しかり、香川氏しかり。
家族関係にしたって、父が頑なに役所と家が違うことを
守ったり、母がたかが警官に叱られただけで息子と自害
してしまおうとするなど、極端さはあるのだが、そこに
は真がある感じが受けられて、後味が意外と爽やかだった。
まあ、しかし一番良かったのは是清先生だろう。
奴隷に身をやつしたときがあっても私は運がいい。
これは凄い。それにバカになるほど集中しろ。
これできない。小利口になろうとすればするほど、ただの間抜けに
なるもんな。
ジェントルマン、これは結局日本に主語を持ってこようが、
イギリスが主語だろうが、こんな風には今も世界は出来ていないわけだ。
あの、威圧的に泥棒だと言ったイギリス人のように*3
是清先生が言ったように所詮欧米人同士にしか通用しないというように。
なんて知ったかのようなことを書くと、阿部アニキに「自分の意見のしっかり
しないものが何をほざくか」と怒られるか(笑)
面白かった、次回も期待。

*1:もちろん時代背景や作者の主張などいろいろあるわけだから当たり前でもある

*2:あーなんかこういう使い方もイヤだけど

*3:あ、といってもまだ、あのイギリス人は完全に嘘を言ったともいえないのか