篤姫

最終回一本の道
時は流れて明治。
天璋院のまわりの人々も次々と歴史の波に
飲まれは消えていく。
帯刀しかり、西郷しかり、大久保しかり。
天璋院も昔のように「私がなんとかする」というので
はなく、市井の小さなことこそ幸せと最後は
平凡に亡くなった。
しかし本寿院様だけは
「鮭には酒じゃのう」
と変わらずお元気。
いやあ最後まで変わらずにいてくれてよかった。
わがままでない本寿院様など考えられん。
この人天璋院よりも長生きしたんだよねそういえば。
淡々とした感じなところが心地の良い最終回でした。

この大河はなんとも枝葉の部分が楽しいところだった
と思う。
本寿院はじめコミカルな脇キャラは非常に魅力的だった
今回も兄上様が母との再会の横にいてきっちり突っ込ん
でくれるなど、そういうクスグリ方にはめられましたね。
また家定&家茂の将軍コンビがお気に入りでした。
そうそう、静寛院(宮様)はやっぱり天璋院と家茂の仲を
妬いてたんだな(笑)。再三ここでも感想を書いたが絶対
あの二人はアヤシかったって(笑)
そして忘れてはいけない尚五郎さん。
英雄的なことを色々やっているはずなのに思い出されるのは
ヘタレなことばかり。最終回のあの泣きのお別れシーンでも
「夫婦だよな」というところがもうたまらん。ありゃあお近さまも
許しちゃうでしょう(笑)。
本筋は私自身が納得いかないこともあった
というか、志に生きるだの、役割だのそういうところは
わからなくはないがイチイチ聞きたくないというのが
まあ、あったわけです。
しかもそれを簡単にコナすスーパー天璋院なんて
ケッ
みたいなところがあって。
しかし、そういう色々含めてあおいさん@天璋院はその圧力とい
うか、強引なドリブルからのシュートを含めてぴったりでとても
よかったです。ハイ。
みなさまお疲れさまでした。