風林火山

第4４回信玄暗殺
さて、宇佐美に軍師登用試験（実際は使い捨て駒として使われるという
悪徳商法）を課せられた平蔵。その向かった先は駿河。
３悪人のうちの一人が消え寂しい状態になっていたが、そこはドン寿桂尼。
宇佐美の策を見抜き、自分たちも利用しようと企みにのる。
かわいそうなのはその材料に選ばれし寅王丸。
純正培養されていただけに、猛毒寿桂尼の言葉にあっさり信玄暗殺に乗って
しまう。ただ、その心根は本当は優しかったんだろうな、父の自殺に対して
恨みよりもかわいそうが先に来ているし、平蔵に対しても「妻子がいるなら
帰れ」というし…。この人武士には向かなかったでしょうね、そのままだと
したら、もう殺されていたかもしれないし。同じことは平蔵にも…。
さて、そういいつつもなんとか信玄を討つ機会を得た寅王丸。側室の話相手
として潜り込むが…「法名ぐらいかえて接近しろよ！」その名から信玄には
あっけなくバレてしまう。
信玄はそこでは殺さず「もう少し武田家を見てからにしたらどうだ」と言うが、そこ
に来るのがオボッチャマ義信。諏訪への憎しみがあるためにそりゃあ罵る。
なんのために信玄がここに寅王丸を連れてきたのかわかってない。いや？
あの黒い信玄のことだ、そこまで読んで義信を呼んだかもしれん。
結果、萩乃さんが殺されるということに。寅王丸は寺に閉じ込められるだけなのか？