土合駅

鉄道好きにとってはおなじみだが、一般の人には?な場所、駅というのは多い。
その代表的なものがこの土合駅
群馬県新潟県の県境に近いところにあるこの駅は日本一のモグラ駅として知られる。
その名の通りこの駅の下りホームは深いところにある。新清水トンネルの真ん中である。
日に僅か6本*1しかない普通電車でこの駅に降り立つ。
新潟方面に行く時に何度も通過したが、下車は初。

ドキドキしながら降りる…まず感じること、寒い。涼しいとは聞いていたが、あれは涼しい
とは言わない、寒い!!だ。
夏場でこれなのだから、冬は…。まあ夏だから薄着というのはあるが。
下車する客やら、上から見学だったのやら?人は意外と多く*2
しかも「テツ」という人よりも一般の人が目立つ。家族連れや旅好きそうな年配者そして
女性だけのグループも見かける。うーん、メジャーな観光地と化してるのか。。
ちなみに「テツ」は水上までの上越線でたくさん見た。カメラ派を。EF60を撮りに来たのか?
本題に戻る。このトンネルの中のホームから地上の駅舎に抜けるには400段を超える
階段を上らねばならない。

初めこそ二段飛ばしで快調に上がるが100段、200段とだんだん足取りが重くなり
息も上がってくる。「寒いけど上っているうちに動くから暑くなるんじゃない?」という
会話を一番下の時に聞いたが、暑いよりも鼓動の方が…、それにまだこの辺りじゃ
寒い。足がもつれかけていくうちに300段、明かりが見えてきて流石に地上の暑さを
感じるようになると462段、いわゆるアーチ型のトンネルそのままの階段を抜けきって
やったー!!地上と思うがまだ下車客には試練がある。通路が続きさらに階段がもう
24段。この通路の窓からはしかし太陽の光と山が見られ、これがなんとも心地よい。

上の写真のUターン標識もすぎるとようやく駅舎のあるところ。ここもかなり人がいる。
山小屋風の駅舎は結構堂々としたもので、むしろ冬に見てみたい気がした。

しかし、自然以外何もなしなところ。谷川岳のロープーウェイにはここからさらに
歩く模様である。
上りホームはこの駅舎からまた少し通路を歩いていく。
こちらは地上ホーム。まだ残暑は残るが時々吹く風とススキは秋の気配を感じる。

ボーっと過ごすのもいいんだろうけど、意外と性に合わないし*3何せ人が結構いる*4のでなんか
ノンビリとはいかないのでとんぼ返りで戻った。
よく考えれば帰りバスで帰る*5という手もあったんだよな。でもまあ湯檜曽ループもみたかったし。
もっと人がいないときに来て見たい気もした。

*1:オフシーズンは5本

*2:訪れたのが日曜と言うこともあったのか

*3:アクセクするのは嫌いというか出来ないのにな

*4:といっても10人から20人ってとこか?

*5:水上まではほぼ1時間おきぐらいにバスがある