風林火山

今日の分はまだ見ていないけど、ようやく追いついてきました。
22回三国激突
今川、北条、そして武田の三国の思惑がからむ。
今川と北条が駿河で激突、これをいいことと思わない今川家の裏の実力者雪斎は、
北条を一緒に攻めろといいに甲斐にやってくる。
これを聞いた小山田は、「今川切捨て策」を進言するが、勘助は北条と今川を結びたい
と晴信に進言し、こちらが受け入れられる。
しかし、実のところこれは雪斎の思惑でもあり、義元は結局この和睦案を呑む。
北条もこの案にのりここに三国の同盟がなりたつわけだが、しかしこの3人の殿様は
どれも個性派だよな、勘助に対する態度も、それぞれが違う。個人的には北条派かな。
そして、出た、「人は国、国は人」なんか、納得いくようないかんような。。
23回河越夜戦
北条家の大勝利の川越の戦
まあ、勘助とか真田殿は悪いけど添え物でした。
油断をさせる、一点集中、見事な策略でした。それと本間江州の生き様。
北条の間者になっていながらも、父母のために最後は上杉家の将として死んだわけだ。
なんとも切ない話ではある。
そして、上杉家。よくあることだが、大抵頭の切れる*1部下の
話を聞かないとこういうことになる。戦に臆病は必要である。まあとはいえ、それは後の歴史
等結果を知るものが言えるだけでね、遊んじゃうよね。
本編に関係のないなかで印象に残ったのは義元と晴信の鉄砲に対すること。
これは、まだ先の話になる信長を暗示する感じで興味深かった。
24回越後の龍
題名の通りついに長尾影虎登場だったのだが、まあ伝聞のみということで
そんなに重要でもなかった。
この回はやはり晴信の心の動きが注目だった。
情の人物である、そしてそれを自分でもよい面だと思っていた晴信だが、周りが
あまりにも、勘助の非情ぶりをもてはやす*2ものだから
拗ねてしまう。惚れた女の一言とか、信頼する部下の言葉というのは時に残酷である。
先君信虎のように、戦で皆殺しを命じる晴信。その影を当然甘利や板垣といった旧臣は
見て困ったものだと思っている。なんのための晴信擁立だったのか。
しかし、人間というのはそうやって心移ろいやすいものだと思う。
その中で真田は、武田に与することで自分の領土を戻すという初期の心根を忘れなかった
その奥方はその心根を読取り、兄に対抗し、嫌いな武田につくことを了承した。
長野殿であり、勘助ともども助けたお寺の坊主*3でありも
味のある人物だった。真田家のこれからも期待。

*1:というか、耳の痛い話を持ってくる

*2:わけではないのだが

*3:名前失念