特急田中3号

ベタベタといえばそうなんですが、桃山親子の和解には
思わずジーンとなりました。
父の失脚、裏のある内定取り消しと桃山さんは苦難が
襲いましたが、電車にもらった優しさを忘れない強さが
彼の奥底にはあったわけですね。
会社の取締を追い出され、その上行き場をなくした父に
「電車は誰でも平等に」というなんて、憎いよ。
にしても、琴音!その桃山さんを振るか?
…でも確かに「私をどうしたいの?」というのはあるんだろうな、
女の子には。
このカップルは完全に*1桃山さんの味方をしたいが、うーーん。
でも、いい人だよな、桃山さん、気付け琴音。
花形&理子カップルは順調。仕事が決まりかけたのにまたもオジャン
になりそうだった花形さんですが、こちらは正気に戻った(?)理子さんに
支えられました。そしてキスも。。
さて主役の田中君ですが、こちらも屈折してく。メーテルとの関係もうまくいかないし
家庭内は無茶苦茶だし。ただ、最後に彼の真っ直ぐさが報われた。
三島君に対する態度もそうだが、メ−テル今回はいい女だったなあ。
「肝心なことは何もいってくれない」、そう田中君はそういう男だよな。
みんな登場人物がコンプレックスがありながらも、芯は真っ直ぐってのは結構ひかれますね。
てか、三島君…。あんな男だったとは。でも、大悪人でもないんだよな。
そこが虚構でありドラマなのかもしれないけど、屈折とドラマ的虚構がないとね。

*1:多分性格的に桃山さんにシンパシーを感じるのだろうけど