風林火山

第8回奇襲!海ノ口
真田からの使いとして海ノ口城に行った勘助
初めて軍師としての才をふるいます。対するは勘助のうらみの矛先の
張本人武田信虎。みせしめのために軽く海ノ口を落とすつもりの
御館様だったのだが、壁にドロを塗り防火策を講じたり、敵が
穴を掘って水脈を壊しにきたのを逆に利用して撃破するなど勘助の
策が的中。
さらには援軍の「雪」もあり御館様は退却をせざるを得なくなった。
しかし、武田「軍」としては終わらなかった。信虎にうとまれている
晴信だが、ここで「しんがり」を自ら申しでる。
退却はするが、敵は雪のため追ってはこないと見ていた信虎&家臣団。
そこまでして手柄を立てたいかという思いをいやみたっぷりに、「晴信
「様」がしんがりをつとめるそうじゃ」と言って引き上げる信虎。
しかし晴信はうつけではなかった。勝利に沸き立つ海ノ口城側@平賀軍だが
勘助は、追い討ちをかけなかったり、敵が再びせめてくることを
予測しない平賀軍に対して不安を覚える。そのうえ、「晴信」がしんがり
いうことでその思いを強くする。結果、平賀軍は晴信にやられることと
なる。
戦中は勘助を信じていたのに、最後でその言を入れなかったというのは、
やっぱり戦からの開放感への誘惑逆にいうと戦のつらさというのは相当のもの
なんだろうなと思う。
ここで描かれていた、平賀の殿様は結構ものわかりのいい人だったのに
いや、だからこそ早く戦を終わらせたかったんだろうなぁ。
最後に平賀の姫が助けられていましたが、彼女の運命はどうなるんだろう、
そして最後晴信が御館様の為に城を落としたのではないという真意
また、矢はどこにささるのか?
ひきつづいて第9回「勘助討たれる」
平蔵が晴信に射た矢を止めた勘助、その上自ら晴信の前におんでて殺され
る覚悟。どうする、晴信。なんだか人を初めて斬るとかぶっそうなことを
言い始めています。そしてブジャ・ギジャ…
「ニセ軍師山本勘助討ち取った!!」
なんと無罪放免。これ勘助にとってはすごくキツイ結果だ。しかし勘助の心
はもう晴信の方に傾いている感じ、信虎は恨んでいるけど晴信は…てとこ
ろなのか。絶望しながらも武田につくこともせずまたも放浪している勘助に
明日はくるのか。
とはいえ、勘助はいいわけをしに真田には戻らないのか?まそんなことしたら
本当にクビがなくなっているかもしれないけど。
しかし主役勘助が目立っていたのはドラマの前半部分だけ。中盤以降は武田家の
お話。信虎と晴信の対立はいよいよ深まっていく、海の口の手柄も信虎に案の定
認められなかったが、それを突っぱねる方向ではなく受け入れる*1方向に持っていった
晴信に対する畏怖と嫉妬、不安が強くなった感じの信虎@仲代達矢がすさまじい。
大井夫人との会話「謀反人の娘(大井夫人)が晴信を手塩にかけて育て復讐しよ
うとしている」とか、やたらと拡大政策をとるところとか、妄想が暴走している。
あのクルミを握る音が彼の不安定さをいっそう引き立たせる。
嫌な奴ですが、すごく悲しい人ですよね。
一方の晴信も板垣をたぶらかしついに信虎に謀反をおこすことを決意する。
さてこのクーデターはどうなるのか?*2
その他では諏訪家が登場しました、え、平蔵は今度はここに流れついたのか。

*1:これまた嫌味でもあるのだが

*2:いや結末は知っているけど