義経

先週見ていなかったものを今日見たので
まずはその感想から。
平家の生き残りもついに終焉を迎える。
重衡殿は南都の手前木津で、僧侶に審問を受ける。
火事で大仏を焼いただのそういう事件を起こした
善悪はともかくとして仏の代わりとして裁く僧兵っ
てのはどうにもムカつくものだ。
今の世でも、宗教指導者が裁きを行っているところ
はあまたとあるが、どうもこういうのは私は納得が
いかない。
そして、私のアイドル(笑)宗盛様!!
鎌倉以来急に鋭く、そして、丸くなられた。
「兄弟は仲が悪かった、他の兄弟に嫉妬していた。
父はいないものと思っていた。」
と告白する宗ちゃん。くぅー、悲しいぞ!!
己の捻くれた心を認める度量まででてきてしまった。
ことも、素晴らしいことだが、何か悲しい。
もっと暴れてくれないかと思ったが、宗ちゃんの
最後の意地は、九郎をいびったことを全く反省も
していなかったし、謝る様子もなかったこと。
九郎殿と頭をさげ、その上気分を害さぬようていねい
に話をし、平家(というか清盛の)思いを九郎が持っ
ているのを知ってからも、だ。ここはすばらしい。
さすが平家の頭領だ!!
そして清宗を生かしてくれと「いのちごい」。これも
彼ならでは。人間らしい人なんだよなぁ。
でも清宗自身にも「無理なこと」と言われたとおりか
なえられなかった。
あーさびしくなるなぁこれから。
本日の回の感想は明日にでも。