義経

◎口先大将軍新宮十郎叔父が今日は
その弁舌をもって、義仲を攻略。
「源氏の頭領」をちらつかせ、見事に
陥落させるが、戦になるとその化けの
皮があっさり剥がれ、義仲の家来らにも
疎まれるありさま。
しかし、悪運の強さと開き直りは天下一品。
怒りの巴に鎌倉に引き渡されそうになるも
そこはうさんくさい「都の事情通」ぶりで
あっさり陥落させる貫禄の勝利。
まだまだこれからも活躍してくれそう。
◎さてそのダマサレかけた義仲。
この人の調子の乗り方と優柔不断さは見ていて
あきない。根はいいやつなんだろうけど、こう
いう政治的な頭領には全くむかない男であろう。
叔父たちを「義理がないから」と頼朝へ売り渡
そうとしたし*1息子義高を
人質に出すことを巴にとがめられて本気で
困っていたし。小沢征悦、義仲役が似合ってますね。
◎戦に出番がない義経。本人はあんまり気にして
いないが、弁慶はすごく気にしている。
弁慶の御曹司への異常な愛情がやや復活気味なのは
嬉しい限り(何ーぃ)
その義経に人質できた義高と大姫の相手役が巡って
くる。義経「寝首をかくこともできるお役目」と
珍しくブラック入ってます。鎌倉に染まり始めたの
だろうか?でもこの言葉でこの役目に激昂していた
弁慶も安心感を得た模様。さては演技でしたか?
御曹司!!
◎にしても、その役目を回す政子様。実に
したたか。子守りをしにきた義経を後ろから見てます。
じつに怖いです。
◎平家側では毎度おなじみの宗ちゃん。
今日は息子の婚儀*2が母時子のおすすめかと思ったら
知盛の入れ知恵とわかってフクレル。
でも時子や知盛が正論*3を吐けば吐くほど
宗ちゃんはイジケルだろうな。逃げ道がないってつらいし。
そんな宗盛さんが大好きです、その部下にはなりたくは
ないけどね。

*1:未遂に終わるが

*2:嫁の親はあの頼朝の命ごいをした池禅尼の子

*3:しかも亡き相国様も「そう」おおせだろうという必殺技つき