江〜姫たちの戦国〜

第16回関白秀吉
人間は勝手であり、それぞれの
欲望や、葛藤のために戦ったり
もちろん誤魔化したりする。
そしてその枯渇した思いに対して
どこまでも求めてしまう悲しさも
また人間ならではであり、そこに
悲喜劇が存在する。
今回の秀吉が家康に対して妹と
母を人質に出す話は、まさにその
濃いエキスが入っている話のはずで
ある。
のに、何だろう…その人間の悲しさが
空しさが、あまりにも現れないのは。
あげくに茶断ちと茶々断ちって。
しかも利休にそれを言わせるのか…。