大震災

一週間とちょっと経った。否応なしに死というもの
に飲み込まれるというのは何と惨いことだろうと
考えながらも、だからこそ強く生きていくのだと
いうことを強制されるのは、また辛いものでもある。
人間の余裕なんてすぐに吹き飛んでしまうものだが、
こういうときこそ余裕と、ゆったりした気持ちというのは
大事なのだろうな。
復興に急ぐ人たちは尊い。でもそれについていけない
人たちもまた、同じように尊いはずである。