龍馬伝

第42回いろは丸事件
こんばんはサイダニ・ウメタロウです。
魑魅魍魎入り乱れる昨今、当たりやなる職業が
横行しております。
今回は私サイダニがそのような因縁にどう立ち向かうか
アドバイスをしたいと思います。
1.泣き寝入りはやめよ!
「当たり屋だから何言っても…」と初めからあきらめては
いけません、事故をよく監察し、客観的にみることが大事
です。そこから攻撃の糸口もつかめるというもの。まず
相手がどこが悪かったかをしっかり見ましょう。
2.見えない味方を使おう
現代には情報手段というのが色々あります。こちらのいう
ことに真実があるなら、自分で言うよりも他人に言っても
らう方が効果も大きくなります。あなたの周りにもいませんか
身元を明かさずに歌をばらまいてくれる人とか。
3.権威には権威を
色々相手に不利なことをやろうとしたら当然「当たりや稼業」
黙ってはいません。クビに襟巻きを巻いた怖い人が出てきたり
することもあるでしょう。しかしそここそチャンス。
権威のある人はまた権威に弱いのです。相手の持ってくる権威の
上の権威を示せばたちどころに黙ってくれます。
そのためにも法の勉強は不可欠です。
4.お金にうるさい人を使おう
向こうが折れてきたら当然こちらがムシ取る番になります。
金の上積みの出来る心強い人が味方にいれば百人力です。
普段から金に汚い人でもそこそこ友好関係になりましょう
5.最後は己の力
無事解決したとしてもその後「当たり屋」は一部何をやってくるか
わからないことがあります。襲われる覚悟も必要でしょう。
なので、身体を鍛えておくことは非常に重要です。
ところで、あなた、体力に不安だと思っていませんか?
そんなときは道場「海援隊」。ここに入れば坂本先生初め腕利き
がいっぱいいます。今なら入会キャンペーンで、土佐藩参政
後藤様の一喝サービスもついて、たったの4両です。
以上、サイダニ・ウメタロウがお送りしました。
第43回船中八策
新しいことを成そうとするとき、その相手が大きければ大きいほど
その反動も大きい。それをわかっても、龍馬も後藤も進む決意を
したし、それを皮膚で感じたからこそ、弥太郎もようやく後藤の呪
縛から抜け出そうとしている。
が、しかし、どんな時代でも新しいものが生まれれば古いものは
淘汰されるのだ。たとえ多くの人が淘汰される側を見捨てたとしても
いやだからこそ彼らは粘るしかない。そして、また、旧来のものを
背負っている時、この話でいけば、新撰組の近藤だろうけど、新し
いものをどこかで求めながらもまだそれを拭い去れないのではな
かろうか。
薩摩藩そして土佐藩の今回のせめぎ合いはそのもがきの中で
如何にしてある意味私心を通すかというところをかけているが、
さてはて、龍馬のあの策でそれが変えられるのか。
大政奉還より戦いの中岡がその意見を変えようとしたのは、武市
への愛という私心が大きいだろうしな。
公のために私を捨てるというのは甚だ迷惑な話だと思うし、多数派
が少数派を裁いていいとも思わない。それでも龍馬にかけたいとい
う気持ちはわからんではないけどね。