龍馬伝

第41回さらば高杉晋作
高杉晋作って私の中でイメージがあまり出来ていない人である。
奇をてらったことをやるということはわかるわけだけども、大体が
大河ドラマ等では、その類の役は龍馬が背負っていることが多い
ので、あまり出てこないイメージがあるし、明治の夜明けを見られ
なかった人のわけだし。
このドラマでは高杉はそれなりに重要な役どころで出ていた。
農民にも慕われていたという辺りは龍馬がやったみんなの世界
というのを長州でやろうとしていた人という感じだったし、後半は
主戦派の木戸に対するアンチテーゼであり、龍馬の理解者という
わかったようなわからなかったようなポジションだったので、龍馬
との親和性というのは高かった。
だが待て。初め長崎で出てきた時は何をやらかすかわからない
曲者だったはず。しかもそちらの方が私がイメージする高杉に
近いので、後半の「坂本さん賛歌」には若干の違和感が。
とがりつつも龍馬を認めるというのは弥太郎の持ち場だから
ということなのかなあ。その最後は切なくはあったけども。
今回むしろ気になったシーンは「戦うべきである」と言った中岡
に対して龍馬がそれを否定しなかったこと。
武市にはあんなに文句を言ってたのに。これは龍馬の成長なのか?