龍馬伝

第34回亀山社中の大仕事
人間を信頼するということは「組織」にとって大事な
ことであろう。龍馬はグラバーを半ば強引に説得
(ドラマだから仕方ないが)何とか渋っていた彼から
大砲と軍艦の商談の仲立ちをしてもらうことに成功。
そして、「わしは難しいことはわからん」と、長次郎や
惣之丞に任せる。この辺りが龍馬の成長
でもあり、「社中」の描き方が良かった。
長次郎はきっちり値切っていたし、惣之丞も海軍操練所
の出身らしく、二人で長州人をフォローしていたし、
グラバーとの商談は面白かった。
一方その様子を遠目で見ていた芸者お元は、奉行所
から金を貰っているいわば犬であるが、龍馬に隠れ
キリシタンだという決定的な証拠をつかまれ、龍馬を
脅しにかかり取引しようとする。何故彼女はキリシタン
になったのか、いまひとつ納得がいかない*1
宗教というのはそういうものかもしれん。「この国を出
たい」からキリスト教を信じたのか?その国を変えると
いう龍馬。とはいえ、スパイを見逃すとヤバイのでは?
西郷が隠密に気をつけるすぎるのと全く逆という場面を
描くということなのかもしれないが。お元はどうも信用
できん(笑)。

*1:極楽というだけでは