龍馬伝

第18話海軍を作ろう!
時代は常に変わっていく。
変化についていける者こそ世渡り上手なのだが、
人間そう簡単でない。
確かに、武市半平太は調子こいていた。上士にはなっちま
うし、「俺が日本を動かしてる」みたいな夜郎自大な御仁だ。
にもかかわらず大殿の前では借りてきた猫。
いけすかねえ。けど気になる。
ただ、あまりに容堂公の陰険な策略には…。このおっさんも
時代を読みきれず武市と同じようなハメになるわけだが
自業自得だ。
一方その変化についていっているのが龍馬。
ただし彼が目指す攘夷でない国の付き合い方というのは
時代が速すぎて回りの理解を得られない。
他は、「異国を打ち払うため」に勝塾に集まっているのだ。
困る龍馬。しかし、変人勝先生は「ほっとけ」である。幕末系の
ドラマに出てきて一番得してるのはこの人だよな。
いつもそう思う。
龍馬もあまり悪役にはされないが、いかんせん常人離れしす
ぎていて共感しきれない。その点勝海舟は、あくまで師匠な
感じだから多少の人間離れは許されるところがあるのだ。
以蔵くんも勝先生にはコロっと騙されたし。もっとも彼はいつも
騙されているが。「なんで龍馬みたいなヤツとつき合わなかった
のか」金八っさんそりゃねえべ。どうも武田氏が「坂本」と
いうとあちらを思い出していけねえ。でも雰囲気あう。