龍馬伝

第13話さらば土佐よ
土佐での息苦しさに耐えかねた龍馬はついに脱藩と
いう道を選択する。武市さんが言ったように「小さい頃
雀を酒のついた米で酔っ払わせてつかまえようとした
あの愚かな時代には戻れない。もう雀を一緒に見るこ
とをできなくなった」これは何も彼だけではなく、龍馬も
そしていろんな人が思うことであろう。
しかし、これだけでは人間やはり苦しい。しかし龍馬に
は家族が居た。狼狽する兄貴、おろおろする母と姉嫁
と姪。しかし、乙女ねえやんはその龍馬の生きる道を
信じることを選ぶ。そしてその気持ちが他の家族の気
づきにもつながり、彼ら全員が龍馬を後押しする。
これが彼の芯になっているのは間違えなかろう。
人は信じるものがあるから孤独に耐えられるという
言葉を聞いたことがある。龍馬はきっとこれをもちえた
からこそ、ここで脱藩を決意でき、それだけでなく
日本って国を愛せたのかもしれない。
しかし、前回ラストのアサシンたちはあっさりとまあその
矛をおさめたなあ。