第八回オデッセイ&オラクル

オデッセイ・アンド・オラクル

オデッセイ・アンド・オラクル

私(以下I):能登お能登ぉぉお!
天の声(以下T):もう声優ネタはおなかいっぱいだよ、それにそれを言うなら
能登かわいいよ能登だろ。
I:何を言ってるんですか?私が言う能登ですよ?急行能登に決まってるでしょ?
確かに能登さんは鉄むすの声をあてていましたよ。でもそんなの浮かびませんよ
普通、やっぱり天さん
T:うるさい、うるさい、うるさーーーい。
で、その急行能登と今回のレビューがどう関係あるんだ?
I:急行能登がなくなるんですよ。次の三月の改正で。
T:だから俺は鉄ではないからそれがどうしたとしかいいようがない。
I:能登ですよ、能登。ただでさえ急行は少ないのに、しかもこの伝統のあr
T:ああ、もういいわかった、大変だそりゃ、能登能登(棒読み)
I:…???。あれ、オレどうしたんだ。ほら天さんちゃんと説明始めますよ。
T:だからさっきからそう言ってるだろ。
で、能登がどうしたんだ
I:ああ、能登ぉぉ。となると続かないのでちょっと進めますと、列車で廃止
ということは、バンドでいうとどういうことになりますか?はい天さん!
T:そうだな、まあ音楽性の違いと言う名の金の取り分の揉め事で解散って
ことかな。
I:そう、解散です。このアルバムはゾンビーズというイギリスのバンドの68年
発売の通産二枚目のアルバムなんですが、もうこのときすでにグループは
解散。
T:なくなってからわかるんだよな、マイ(以下略)
I:おーーーとストップ。話を戻しますと、ゾンビーズはこのアルバムの前に売れ
なくなってきて、ずっとシングルはオリジナル指向で来てたのに他の作者の作品
をやったりとか混乱してたんですよね。さらにデッカレコードからクビになり
新たにCBSに移籍してこのアルバムの何曲かを作ったけどこれまた売れない。
で、ボーカルのコリン・ブランストーンなんて保険屋さんになったとかで解散に。
T:まあ、コイツラの元々の風貌を見ても優等生って感じだもんな。黒縁メガネ率
が高いし。
I:ですが、ロッド・アージェントとクリス・ホワイトという二人のソングライター陣は
ニューバンドを作ろうと頑張っていたわけです。で、会社から「ゾンビーズ名義で
だせや」と言われたので仕方なく出したのがこれ。しかし解散したバンドだし
彼らも新しい方向に行きたかったので全くイギリスでは無視。そんな時に
アル・クーパーがこのアルバムを聴いて
T:アメリカに紹介したんだよな。
I:そう、そしてあの極東の伊勢佐木町ブルースとタメをはる、セクシー溜息の
Time of the seasonのシングルを発売しドカンと売れた!!
T:意義あり。
I:却下。続けます。そのため急遽このオデオラも
アメリカで売りに出されたそうです。が、あまり売れなかったみたい。。
T:しかし今やソフトロックの定番みたいになってる。
I:そうですね。しかし後追いの私のリアルタイム(80年代中盤)でもこのオデオラ
なんてなくて、LPはデッカ時代のものしか日本盤はなくて、仕方なく輸入盤で
オデオラ買ったぐらい、知名度は低かったと思います。たまたま私は「Time
of the season」をラジオで聴いて気に入ったので買ったんですけど。
そしたら大正解!!
T:ほうほう
I:サイケデリックの浮遊感と楽曲のポップさ、前回書いたビーチボーイズ
「Pet Sounds」の影響やサージェントの影響も大きいのに決して堅苦しくなく
コリンのセンチメンタルで艶っぽいボーカルを中心としたコーラスワークは
夢の世界へと導いてくれます。元々演奏力は非常に高いバンドですしね。
私はアージェント作の曲の方が好きなんですけど、一番すきなのは
ホワイト作のFriends of Mineで、カップルの名前を延々と続けるコーラス
ってのは非常に面白いと思います。まあ彼らってこういうちょっとしたインパク
トの作り方がうまいですよね。「Tell Her No」のNo,no,noとか「好きさ好きさ
好きさ」のI love Youの繰り返しとか。このアルバムに収録されてないですけど
もね。
T♪:ミク&ルーカ、澪&りーつ、ミンミンミラクルみくる&ゆーき♪
ってコーラスしようか?そういえば能登さんも…
I:うるさい、うるさい、うるさーい!
百合やめえ!!