ベンチャーズライブ

夏というにはちと遅いがまだ暑さの残る9月
今日川口リリアベンチャーズのライブ見てきました。
彼らはもう毎年日本に来ているでしょうが、私は見るのは
初めて。私60’s好きですが、ベンチャーズをよく聞くよ
うになったのはかなり後ですね。その夏の風物詩的ところが
なんとなくうーん…という若気の至り的なところで(笑)
あ。それと基本インストバンドは聞かなかったというのもあるけど。
シャドウズもあまり知らんしな。
オリジナルメンバーってドンさんだけですが、まだまだ
お元気。50年か、すごいね。
ライブはトーネドーズ*1で有名なTelsterからだったのが意外。
だが、前半は「テケテケ」ギターも炸裂のエレキ曲中心。
代表曲「Walk Don’t Run」*2を始め、観客の拍手も合わせて心地よい
Let’s Goやドラムも派手になるWipe Outといったおなじみのエレキ
の名曲集。
それにしても「ふたりの銀座」はともかく、「10番街の殺人*3
と日本語で紹介するのはびっくりした(笑)
スローテンポのBlue Starも味わいがあったがエレキシタールがガンガンになる
「京都の恋」と「黒くぬれ*4」のメドレーが
なかなかに面白い。そうそう日本でヒットした曲はドラムのリオンさんによるMCは
必ず「ベンチャーズ作曲の」といってましたね。
また、各人がボーカルを取る曲があったのもびっくりしたが、「Hats Off Too Larry」
とか「What‘d I Say」とか意外な選曲だったな。ファンには当たり前なのかな?
勉強不足ですみません。
後半はまずはアコースティックセットで渋く。カントリー系の曲が多くやっぱりアメリ
カンな彼ら。ともすれば演歌チックでもある、「雨の御堂筋」や「北国の青い空」とい
ったあたりの楽曲もやっぱりどこかべたではない、テイストが違うところがアメリカ人
なんだろうな。
そのアコースティック後は再びエレキに持ちかえ、ギターとベースがチェンジするなどと
いう変化をみせつつ展開。ああ、Box Topsの「The Letter」とかやってたなあ。
さらには彼らの演奏でも有名な「朝日のあたる家」*5では、再び
リードに戻ったジェリーさんが客席にまで降りて演奏してました。
そしてラスト。最後の曲ですと言ったら観客席から「ヤダー!!」の声が。。全くわがままな
方々が多いんだから(笑)それに対してのリオンさんの「ナニ?!」ってのもウケタが。
で、ついにきたのが「Diamond Head」と「Pipeline」やっぱりこれがなくちゃね。
ドンさんのテケテケがまるで雷鳴のように響き渡るのには感動。
そして、ファンからの膨大なプレゼントに四苦八苦(笑)していたメンバーがようやく落ち着
いたあとアンコールになり*6Caravanが演奏される。
うーんこれってエリントンの曲っていうよりやっぱりベンチャーズの曲ってイメージが強いよね。
やっぱりいいです。しかもドラムのリオンさん。一番若いだけあって長々とした
ソロを軽くこなしたあと、ベースのボブさんとかたやスティックでベースをはじき、かたやフレット
を抑えるという二人ベース!!のパフォーマンスまで。
これだけやってもまだ「Yellow Jacket」とか「Pedal Pusher」とか「Secret Agent Man」*7
Apache*8もやってないじゃん!!
てぐらいいっぱい名曲がある彼ら。
いやあ、あっという間の2時間。そして終わりゆく夏へのプレゼントでした。
ありがとう!!

*1:最近この表記じゃないんだよな、日本語

*2:64も元も両方やってた

*3:原題Slaughter On 10th Avenue

*4:こちらはPaint It Blackと言ってたな

*5:これも日本語紹介!!

*6:一度引っ込まない(引っ込めない)アンコールも珍しい

*7:これなかったのは意外

*8:ああ、シャドウズだね