篤姫

三週分一気に感想です。やっと追いついた。
第21回妻の戦い
上様に振り向いてもらえないミダイ様。
それに対して本人よりもまわりの小姑たちが改造を計画。
ここでも「可憐さ」滝山対「ゴージャス」幾島の改造への思いの
対立が生まれる。
それに息子ちゃん可愛がりの姑本寿院がお気に入りの篤の方を
憎っき志賀*1よりも押したい
などとまあピーチクパーチクと。
この辺は100年経とうが1000年経とうが身分が違おうが人間
大差なさそう(笑)
「おまた直し」って髪型を初めて知りました。名前のインパクトがすごいな。
しかし、やはり、こんなことではあの変わり者の上様には影響が全くなく
ミダイも嫌がっていた。で、結局ミダイの得意技、毎度おなじみの突撃策
の成功で、お渡り権を獲得する。
しかし、今まで数々の、特にアダルトに絶大な威力を上げてきたミダイの
「ストレート」もテクニシャン上様の「じゃからまともじゃと言っておる」には
歯が立たない。うーん痛快だ(おいおい)
さらに、側室お志賀の真実の愛の前にもダウンさせられるミダイ様
うーんお志賀さんいい女だなあ。
第22回将軍の秘密
そもそも、「うつけか否か」など人を値踏みしたりしている非常に
現実的なくせに、時折わかったふうなことをいう*2オンナにあの
将軍様が心を許すはずがないと思うのに、
そこにばかり囚われるなり上がりものの姫。
そしてそれを取り巻く斉彬初めアクドイ(笑)大人たちは、慶喜擁立の
ために、本人に会ったりする。が、まあそこは一橋公ですから
得体のしれない冗談とも本気ともつかない返事ではぐらかす。
あの直情型のご隠居の息子のはずなのになあ。
そして、その会議の中心人物でもあった阿部様が精神的にも
肉体的にも疲れ果ててるところにたまたまミダイ様にご対面。
そこで、「阿部ちゃんは固くてだめねえ、人のためなんかよりも好きに
すればいいじゃん!私はいつもそれよ、私こそ世界。そうすれば
結果的にみんなわかってくれるし(あくまでも結果だろ!)
大丈夫よ!やりなさい」というミダイ様…。。
阿部様も相当無理してミダイ様の言うことを聞いたために、
過労死しちゃったじゃん(違)。
良識派阿部様の死は一橋擁立派には痛手。てかさんざん根回し
をしていた斉彬なのに、結局最後の綱は篤だけってのもなんだか
心もとないな。
で、ミダイさまは、「阿部ちゃんの死は無駄にしないわ」という相変わらず
自己中な正義感丸出しで、たまたま来た上様に全部ぶちまける。
で、上様「ふーん、一橋擁立派の兵隊?やっぱりな」とあっさり。
そうこいつがうつけなわけではない。これは、こういう行動を起こすで
あろうと見越した滝山の影武者Bを使った作戦だったのだ…。
ってわけはないのだが、「世のはかなさをうつけを演じてでもやらないと
やってられないし、こんなに大変な時期に私がどれだけのことが
出来るというのだ!!」という、賢いが故の鬱屈した心根の上様。
うーん、まあなんとなくわかるなあ。徳川宗家のトップとしては
厳しいものがあるとは思うけど。
でもわからないのは「それでも逃げる上様がダメ!」というこのミダイの奴。
この場面でこれかよ!
それでここから先、ミダイの激励があって二人で幕府を守り立てていくとさ
というのはイヤダーー!!
ああ。ずっとうつけのままであって、篤がさっぱり理解できん
上様のままが良かったなあ…
といいつつ、また次回も見るんだよな、これが(笑)。
第23回器比べ
ミダイの前でだけマトモになる上様。
今回は五目並べに熱中。しかしこの御仁やはり只者ではない。
ハリスに会いたくないというのをミダイにつつかれたところ逆襲して
「おめだって慶喜にあったことねえべさ」と言い返す。
こういう挑発には弱いミダイはすぐに慶喜に会う。
が、予想外に腹を見せないこの男にイライラはつのる。
一方一応の相手である慶福にも会い、上様をギャフンといわせようと
いう魂胆は逆にでて、慶福を認めてしまう。てか、饅頭もし、慶福が
己を大きく見せる策略だったらと考えないのか?
て、わけでミダイは上様にあっさりと兜を脱ぎ「やっぱりヨシトミ君が
いいわ」と豹変。これにはさすがの上様もびっくりしたとさ。
よかった、一件落着で済む話を本寿院が「ミダイは本当は慶喜派」と
いう古い情報をつかみ…。
さて、この宮中サスペンスはいかに…てなあ。

*1:だってこの人「本当に」家定が好きなんだもん、取られたくないよね

*2:そして、こういう人は嫌いだ。