風林火山

最終回「決戦川中島
武田不利な中なおも続く合戦。越後勢は政虎本人が
武田の本陣目掛けて突入。だれも止められない。
信玄の軍配との一騎打ちが行われる。
しかし、人をあまり殺さないようにするには、宇佐美の言うとおりに
撤退じゃなかったのか?政虎さん。
で、主役の勘助ですが、本当はどっかにやってしまいたいはずの
嫡男義信を言いくるめて、本陣に戻し、自ら戦地におもむき、
宇佐美との剣での対決をし、なお戦うが…矢をうける、それでも
なお進むが満身創痍の勘助の前に現れたのは、平蔵。
ここで、彼は自分の首を平蔵に取らそうとし、あの摩利支天を
託そうとするが、平蔵の前に名もわからない武将に討ち取られる。
これもまた無常というか、戦場。そしてそれが勘助が選んだ道なのだろう。
そのことに意味があるのか、どうなのかというのは結局わからないまま、
そして、勘助が守ったのは、武田家だったのか、それとも、最後の最後に
声だけ出てきたミツのためなのか。わからないままだ。
まあ貫地谷「若狭」しほりさんが出てきたのは嬉しかったが。
そして、ミツ、勘助同様あの葛笠村一同のその後もキニナル。
伝兵衛と太吉は、勘助の亡骸を二人して武田方に取り戻す。勘助亡き後
のこの二人は、また誰のために戦うのだろうか?
そして平蔵。最後死ぬか生きるかはっきりしないまま終わったが、多分あの
おふくに助けられて、越後に帰りそのセリフ通り、もう戦いをやめて、家族と
一緒に幸せになってほしいと願いたい。
それぞれの道、なんのために…それは意味があることであり、ないこと。
翻って自分自身は、それを普段は意識せずにいられるのは幸せなのか果たして。