今日の1枚「The Psychomodo/コックニー・レベル」

サイコモド

サイコモド

コックニー・レベルはイギリスのバンドで、この後にビートルズ
Here Comes The Sunのカバーをやってヒットも飛ばしたりしていた
らしい。ヘンチョコリンな遅れてきたグラムロッカーという感じで
キーボードとバイオリンそしてスティーブ・ハーリーのクセのある
ボーカルが印象的。こちらは彼らのセカンドアルバムで邦題は
「さかしま」*1という。
Sweet Dreams〜Psycomodoと続く初めのメドレーは詩の内
容は暗いのだが、メロディと演奏はやたらとハズンデいて爽快感が
ある。躁病っぽいんだけどね。シングル化されてヒットしたMr.Soft
もねじれたポップ感がたまらなくいい。しかし、このアルバムの
6曲目のCavaureのやるせなさ、Testifyがやたらと耳に残る、
締め付けられる感じがまたどうしようもなく心をひっかくし、7曲目
8曲目のメドレーBed In The Corner〜Sling Itに行く妖しい魅力も
彼ららしい。前者のTell Me What You Seeの部分のメロはFAB4の
あれよりもいいし、バイオリンがうねる後者はギリギリに追い詰め
られた何かがある、最後のキーボードの狂いも聴き所。
ラストのTumbling Downは前二曲で飛んでしまった後という
感じのむなしさが残る、無駄に豪華で美しさが怖い曲。
このアルバムもっと評価が上がってもいいと思うんだけどなぁ。
余談だがこのバンドを聞くとなぜかPlup*2が聴きたくなるし、
また逆だったりもする。

*1:今出ているのは邦題がないんですね

*2:90年代にちょっと流行ったイギリスのバンド胡散臭さが同じ感じ