今日の1枚「ジェームス・ブラウン/The CD of JB」

ジェームス・ブラウン・ベスト・ヒッツ

ジェームス・ブラウン・ベスト・ヒッツ

ソウル・ファンクのゴッドファーザーJB
あの「マントショー」と「ゲロッパ*1のイメージが強烈。
カッコイイというよりちょっと失礼ながらサイババみたいな
髪型の変な親父という「お笑い」方向でのイメージの方が
私の頭を支配していた。
もちろんソウルの重鎮であることは承知はしていたし
ロジャー・ダルトリーが彼の影響を多大に受けていることも
知っていた。
にもかかわらず、この人今まで聴かず嫌い気味に遠ざけて
いた*2のだが去年久々に「Sex Machine」がオムニバスに
入っていたのを聴き「こいつはヤバイ」と感銘を受け約1年(オイ
オイ)過去の名盤探索の強い味方ナイスプライスシリーズの
ラインナップにJBのこれがあったので、入門にいいだろうと
これを機会にチャレンジ。聴いて絶句。
これを今まで聴いてなかったのかぁ!
このアルバムは代表曲を集めたものだけに捨て曲なし。
50年代・60年代の楽曲は「It’s A Man’s World」のような
歌いあげる美しさとその中の激情に圧倒されるものもあれば
リズム楽器の鋭さとシャウトに切り刻まれる「I Got You」や
「パパのニューバック」のかっこよさにはKO。
ファンクのリズムと同じフレーズの繰り返しで怒涛の寄りを
してくる「Sex Machine」や「Super Bad」には言葉がでない。
いや興味が薄いことって金でも見逃すってことは
ホントよくあることです。

*1:ミソッパってCMもあったねぇ、昔

*2:ブラックミュージック全体がついつい後回しにしてしまっていて超初心者並みの知識も怪しいです。