今日の1枚「Into The Afterlife/ゾンビーズ」

イントゥ・ザ・アフターライフ (輸入盤 帯・ライナー付)

イントゥ・ザ・アフターライフ (輸入盤 帯・ライナー付)

ゾンビーズ名義になっているが、このアルバムはゾンビーズ解散直後の
録音が中心に納められている。
コリン・ブランストーンが一度音楽業界を辞めた後、カムバックした時の
「ニール・マッカーサー」名義の作品が聴けたのが面白い。
特にゾンビーズの曲のカバーになる「She’s Not There」のボサノバ風の生ギター
とオーバーなストリングやエレキギターが絡み合う極彩色のアレンジはオリジナル
と印象が違うし、キーも低く設定されているので同じ人のボーカルでも色が代わっ
ている。また、ニルソンの「Without Her」のカバーは、ボサタッチのおしゃれな
感じに仕上げられており、原曲のクラシカルなトーンとは違っておりこれまたいい。
一方ロッド・アージェント&クリス・ホワイト組の楽曲では、「Telescope」がいい。
不気味な感のするAメロと「♪ミスターガーリレオ♪」から始まるポップで美しい
サビのBメロの対比がすばらしい。
「She Loves The Way They Love Her」はゾンビーズバージョンよりもコリン・
ブランストーンの「一年間」のバージョンに近いアレンジだ。この曲大好き。
「オデオラ」*1好きは要チェックだろう。

*1:ゾンビーズの名盤