今日の一枚「Mariannne Faithful/マリアンヌ・フェイスフル」

Marianne Faithfull
マリアンヌ・フェイスフル。60年代から活躍する女性歌手。
その60年代期のデッカ時代のオリジナル盤が今月日本盤化された。
こちらは2枚目の作品。この後スキャンダラスな関係になる
ミック・ジャガー*1のAs Tears Go Byがフィーチャー
されている。そのほかに、ビートルズのI’m A Loserやトニー・ハッチ*2
のDown Town、ハーマンズ・ハーミッツのヒット曲としても知られる
Can’t You Hear My Heartbeat、さらにはジャッキー・デシャノン*3
バカラック=デイヴィッドもあるということで、
60年代のきらびやかな作家人が勢ぞろいしている。
アレンジはストリングスを多用したアコースティック調で
落ち着いた味をだしている。
この人の声ってわりと暗い感じで、もの憂げなんだよね。
同じ清純派*4アイドルとして売り出されたメアリー・ホプキンと
比べると、似た系統*5を歌っているが、その歌の表情が
まるで違うのは個性の違いだろう。
決して暗いアルバムではないのだが、全体的に曇りがちに感じるのは
ボーナストラックのトラディッショナルソングの朝日のあたる家とか
グリーンスリーヴスが響いているのか?

*1:キース・リチャーズの共作

*2:ペトゥラ・クラークが歌ってヒットした

*3:この人の曲はイギリスでやたらとヒットしてたんだな、そういえば。しかもこのアルバムの中にはデシャノンとジミー・ペイジの共作も入っている

*4:この人が実際どうだったかは別として

*5:フォークチックな曲