信州旅行記①

なんだか、心も身体も疲れきっていて、「どこかに逃げたい」*1気持ちが強かった
ので 、旅に行くことにした。
で、ああでもない、こうでもないと、地図をひっくり返した結果、長野・湯田中
方面に行くことに決めた。その一日目は2/12。
長野へ行くといえば、新幹線が真っ先に浮かぶわけだが、結構突然の思いつき
で、そんなに資金があるわけでない(笑)ので出来る限り節約をと考えたがバスは
何か嫌だ、やっぱ鉄でしょということで、在来でまず高崎へと向かう。
高崎線は乗りなれているし、そんなに感動する車窓でもないのだが、神流川、烏川
と渡るとなんとなく旅気分。
で、高崎から新幹線に乗ろうと思って予め調べていった列車に、…ない?
そう、この日休日だし、適当に見流してたら12日は臨時便がないのだ。。
ってわけで、高崎で待ちぼうけを食らう。ただお蔭で大ジャンクション高崎でいろ
んなものが見られたので良しとしよう、その成果(?)はまた後日駅コーナーで。
ようやく来た新幹線を上田までショートカット。こちらは信越線があればなあと
思わざるを得ないが、碓氷峠越えバスの値段とか考えて、長野新幹線乗ってない
しいいかとプラス¥1790で乗る。自由席は休日だが空いており、ゆったりする。
ここで、高崎で買った弁当を食べる、高崎はダルマ弁当が名物で、復古版、
キティ版と種類も豊富にあるが、これ買うと「容器取っておきたいなあ、
でも旅行に荷物がかさばるのは嫌だ」と避ける。*2で、
選んだのがこちら、群馬の風味¥1000也。

これ、お品書きも入っていて、お上品な味。舞茸の炊き込みご飯が美味だし、
お野菜*3も薄味でしたてあげられているし、非常に美味しかった。
オススメです。舌鼓をうっている間に早くも長野に突入するが、雪がない。
軽井沢の駅前のスキー場には雪が見られるが、まるで春。ちょっと拍子抜け。
軽井沢をすぎると右手に浅間山が。二人シートから山側の三人シートに移り*4
シャッターチャンスを待つが、何せ新幹線。スピードが速いのと塀が邪魔でうまく
撮れないが、こんな感じ。

降りて撮影というのも手だが先がある。そうこうしているうちに、佐久平、上田と
ついてしまう。上田といえば、真田ということで駅前にも幸村の銅像があった。
ここで乗り換えたのは「善光寺発信州北回廊」きっぷを買うため。
この上田から先の北信州の鉄道つまり、しなの鉄道篠ノ井まで、長野電鉄全線、
JRは篠ノ井線姨捨信越線の黒姫、飯山線の森宮野原、および川中島バス
長野-松代が乗り放題、¥2500というきっぷなのだ。ガイドブックも付いていて、
駅からの散策のモデルコースものっている。
まずはしなの鉄道に乗る。とりあえず、姨捨に行こうと思っていたのだが、
新幹線が予定していた便よりずれたので、長野か篠ノ井で待たなければいけない、
ならばと、一度屋代で降りる。
ここは長野電鉄屋代線の分岐点。駅周辺をぶらつくが、特に何もない感じ。
杏の里らしいが、そちらまではちょっと距離があるし。と
踏み切りの辺をうろついてると、なんと屋代線の電車が来た。

こりゃ、本数の少ない*5この路線に乗れると急いで
屋代の駅に戻り、急遽プランを変更する。
こういうのは一人旅だからできるよね。
電車は私ももう10数年前相当にお世話になった日比谷線のお古の3500系である。
面白かったのは電車の中に須坂駅の時刻表が貼ってあること、こんなのは
見たことがない。城下町松代まで乗車。駅はもう崩れ落ちそうなナガデンスタイル(笑)
駅前には汽車ポッポの石碑もある、そういえば、鉄子の旅でも出てきたなこの駅。

横見さんが好きそうなのはよ〜くわかる。渋い、雰囲気が確かにいい。
松代は真田の城下町だったそうで、真田家関連の史跡も多い。真田家って養子が
多いんだな、松平定信の息子真田幸貫と言う人が特に業績が大きいらしく、佐久間
象山*6もこの人が登用したらしい。
文武学校や資料館があり、それらを見学。そして長野名物のおやきをほおばる。
初めて食べた時*7「なんか美味しくねえ野沢菜が入ってるし…」と思ったものだが、
今は結構好きだ、なす入りというのを初めて食べたが、意外にあうよね。
街の中は歴史の雰囲気を感じるいい所なのだが、いかんせん、歩きにくい。

街中は平坦なのだが、道幅が狭く歩道が少ないので危ない。ただ、いい街では
あるな。で、電車が15:29だったのだが、象山記念館や松代大本営*8
あきらめるとしてもお城は見ていなかったので、これをスルーし、次にする。
丁度この15:29は松代で入れ違いがあったので、それを近くから眺める車で
来ていると思われる*9親子連れ2組、電車の発車を見ていた。
松代城跡は桜の時がよさそう、千曲の流れも見える、ちょっと一息なんて余裕を
こいていたのが、後にひびく。その後街をもう一周*10して長石寺までいっていたら、
いつのまにやら16:00を回っている。
16:19発の電車に乗るためにちょっと小走り。何とかセーフで無事乗車。ここでは
鉄道好きらしき親子が乗ってきたな。で須坂へと向かう。
須坂は長野電鉄の分岐点で、長野方面と屋代方面の乗り換えもある駅。
車庫もあり、廃車になった新OSカーの姿も見られた。ここでやって
きたのは信州中野行、8500系。これが新車同然*11に見える、オカシイ。
いつも東武ではこいつが来たら大ハズレな気分なのに(笑)
信州中野まで乗車。すると、長野方面行B特急2000系が来るらしいじゃない、
しまった、ホームに入るのは無理だし、と大慌てで*12駅の上の通路から写す。

ああ、乗りたかったなあ、でも明日があるさ。。
駅周辺をぶらつき*13湯田中行きにのり、本日の宿泊地湯田中温泉へ。
湯田中駅の紹介は後で日を改めてじっくりしたいが、まあすごい(笑)。
宿で温泉にひたる、割とぬるめの湯だったなあ、夕食は宿で勧められた
「流有」というお店で食べた「そば鍋」。キノコたっぷりで、そば粉で作った団子*14
たっぷり入っている、味噌だしもいい。
BGMがエアロスミスなのもいい(笑)、エアロを聴きながら鍋を食うとは
思わなかった。

*1:行きたいというよりこっち

*2:同様の理由で横川の釜飯も避ける

*3:冬野菜ということなので、季節によって違うのかもしれない

*4:こういうことができるのが空いている電車のいいとこだな

*5:こっちに行く予定はこの日は立てていなかった

*6:大河、新選組!の時は「しょうざん」と呼ばれてましたね、「ぞうざん」と呼ぶのが多いみたい

*7:もう二〇年以上は前だな

*8:第二次大戦の負の歴史の一つ

*9:観光客はそれなりにいる、休みだしね、ただ電車で来る人は私の他には2人ぐらいだったかな

*10:何せ駅から近い

*11:ナガデンにとってはそうなのだが

*12:なんかよく走ったな、この日

*13:ミスドが無茶混んでたな、長野来てまで食べようとは思わなかったけど

*14:すいとんみたいな感じ