丹後紀行

旅の3日目は丹後半島に行きました。
目指すは由良川橋梁。
撮影のために移動はすべて車。なので車両には乗れない
というのが鉄道写真撮影者のジレンマだ。
久美浜湾の美しい風景にも目もくれず、木津温泉
スルーし、網野、峰山へ。
この間でまずここで一枚。

すすきとの絵がローカル色と季節色を引き立てる。
さらに山の細かい勾配が続く丹後大宮−野田川で、タンゴディスカバリー
待ち受ける。

日本三景天橋立に心を奪われつつも、なお進み、目的地の由良川橋梁へ
到着する。ここはKTR宮津線きっての撮影場所で、日本海とそこにそそぐ
川が合流する地点であり、山もかなり近くに迫っており餘部にも劣らない
絶景を演出する。惜しむらくはここにももう長い編成がこないことと、
この日の時間の関係で長く待ってはいられなかったこと。
11:30分に丹後由良を出発する列車を撮影。

上はアップで下は山側を望む。

ちなみにこの由良川は2004年の台風の際に決壊し、バスが立ち往生し、
一晩を屋根の上で過ごさざるを得なかったあの時の原因になった川でも
あるのだ。
その後再び宮津、橋立に戻り再び特急を撮影。

こちらははしだて号。
北近畿の特急色にいろどられているが国鉄型の生き残りではある。
こういう列車はやはりうきうきするものがある。
名残惜しく橋立を後にし、帰路についたのだが、まあ、今度はじっくりと
股のぞきをしたいものだし、松林を歩きたいものだ。電車撮影も楽しいけどね。