シド・バレット氏死去していた。

初期ピンク・フロイドは彼なくしてはない世界でしたし、
彼のイニシアティブによって作られたファーストアルバムの
あの不思議な旋律と耳に残る声の醸し出す童話的な世界は
私は中毒のように聴きまくった時期がありました。
ソロアルバムの不安定で未完成なところも妙に好きでしたね。
ただ、あまりにも繊細だったのか、ショウビズの世界には
あわなかったのでしょう。もちろん薬のせいではあるの
でしょうけれども。
このクレイジー・ダイアモンドは果たして人間として幸せだったのか?
と考えるとそうではなかった気もする。
否、隠遁していて幸せに暮らしていたのかもしれん。
伝説なんて、周りが勝手にふくらましていくだけだもんな。
ご冥福をお祈りします。