今日の一枚「トラフィック/Mr.Fantasy」

ミスター・ファンタジー+5(紙ジャケット仕様)

ミスター・ファンタジー+5(紙ジャケット仕様)

トラフィックのドラマー、ジム・キャパルディ
が28日未明に胃がんで亡くなった。
そのご冥福を祈りつつトラフィックを聴く。
今日はそのデビュー作。
トラフィックの前期といえばスティーヴ・ウィンウッド
デイヴ・メイソンという二つの個性がぶつかり合う
サイケデリックサウンドが魅力。
オールドスタイルのピアノとテンポがチェンジしまくる
「Berkshire Poppies」やぜんまい仕掛けとヘンテコな
管楽器のバックの「House For Everyone」インドな
「Utterly Simple」といった風変わりな曲が楽しい
気分にさせてくれるし、3拍子を途中で入れたピアノ
を使ったサイケロック「Heaven Is Your Mind」
正統派のバラード「No Face No Name No Number」
ウィンウッドのソウルフルなボーカルとギターソロ
そしてキャパルディの叩くドラムの激しさという対
照的な面をもつ名曲「Dear Mr.Fantasy」
ジャズ風味をからめたほぼインスト
の「Giving To You」と素晴らしい曲ばかり。
キャパルディのボーカル曲「Dealer」のマカロニ
エスタン的なサウンドなのは彼がイタリア系だ
からなのか?
当時のシングル曲がボーナスに入っているが
こちらも大注目の曲ばかりだが、それはまた別の
機会に。