今日の1枚「ヴァセリンズ/The Way of The Vaselines」

ザ・ウェイ・オブ・ザ・ヴァセリンズ:コンプリート・ヒストリー

ザ・ウェイ・オブ・ザ・ヴァセリンズ:コンプリート・ヒストリー

フランシス・マッキーという人のボーカルは本当に力が抜ける。
これだけ飾りのない個性的なボーカル*1はモーリン・タッカー
と双璧だろう。
特に「Molly’s Lips」のパフパフ笛とのコラボレーションは
歯科での治療後の麻酔が残ったような状態でほっぺたをつねら
れるような快感*2に似たインパクトを感じる。
男声、ユージン・ケリーのボーカルも負けず味のある脱力系、
いやボーカル陣だけじゃなくて、ギターもドラムも脱力系。
メロの美しさはさすがスコティッシュのグループといえるが
綺麗でない美しさというのが彼ららしいか。
この素晴らしい音楽を世界に広めたカート・コバーンは只者では
ないことが良く分かる。

*1:ヘ〇を超越している存在

*2:なのか?